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つれづれ。

あきちゃんとしみじみといろいろ語った。
同じ時期に全く同じ事を考え、行動も似ていた(毎日のように本屋巡り、いりびたり、本屋、とにかく本屋を求めて。)ということが、昨日、はじめてわかった。
そもそも、あきちゃんに会う予定はなかったのに、なんでか突然会うことになった。

いい言葉を聞いた。
「会社は、自分の居場所ではないので、お花に徹しているの」と言っていた。
彼女はデザイナーでディレクターなんだけど、多分恐らくとってもお仕事出来るんだろうけど、そうれ故にいつも大変そうだった。で、もう「お花」になることにしたそうな。
「お花」は、決して自分からは喋らないでしょー?でもいるだけで皆は優しくしてくれるでしょ。
だから私はもう自分からはアレコレ話さない。でもお花だから平気。
って言ってた。。。

お花、いいね!!!それは素敵だー☆と思った。

で、二人で、そう考えると、なんだか幸せだね、幸せだね〜☆って二人でとっても幸せ気分を満喫した。超めでたい二人。「こんな自分じゃダメだ」とか、「私何やってんのだろ」とか全然もう思わない。あまりにもきちっと自尊心を確立した時期の二人だったので、キメちゃってる人のようだった。(でも違うYO)
でもホント、明るくいようと努力することは、大切なことです。(無理矢理、嫌なことを見ないフリするのとは違うです)
自分の気持ちで、未来が創られるので。それには監修なりメンテが必要かと思う。



よしもとばななのサウスポイントを読んだ。

あまりにもすばらしすぎです(笑 )
主人公の女子の母親が、夜逃げの最中に、車の窓から、夜空の綺麗さに心底うっとりしてワクワクしてるシーンがあるんだけど、だからだから、よしもとばななの作品が好きだ!と思った。
普通、夜逃げ中は、五感で夜空に身を任せるなんて、できないと思う。
でも、この自由なおかあさんは、そうするんだよね〜、ていうか、そうしちゃう人種なの。
で、そういう人ばっかし出てくんの、よしもとばななの小説って。だから好きなの。
「夜逃げ。父を恨む。私は世間の笑いもので。。。」とかそういうのが一切ないの。
夜逃げ中に世界の美しさにワクワクしてんの。

惨めととれる状況で、ちゃんと夜風に気づけるタフな力。
いつもいつも「考えて」、「これくらいだったら、大丈夫な自分かなあ」なんて、考えて、合わせたり(自分の考えた他者との基準に)出てみたり(自分の考えた自分の基準から)「考えて」たら、そのタフな力はつかないのです。
「感じる」こと。だと思う。
普段、左脳ばっかり使ってると、ちょっと難しいのですがね。。。
感じれば、夜逃げ中でも、夜逃げ中でなくても、世界は美しかったりする。

でもこんなお母さんだからこそ、旦那のダメな部分が許せなければ、すっぱりと切っていた。(笑)
その場合は、もう、情とかは全然ない。本当に残酷だ。そこには夜空の美しさをくっつけない。

私は、この人種が、どれだけ魅力的でどれだけ残酷か、何故かとてもよく知っている。


私にとって、よしもとばななの世界は、とっても落ち着くのです。